初めてのバイク選びは、ワクワクする反面「失敗したくない」という不安もつきものです。排気量、車種タイプ、新車か中古か…考えるべきポイントが多く、情報を調べるほど迷ってしまう方も少なくありません。
しかし、選び方の基本さえ押さえれば、初心者でも後悔しないバイク選びは十分可能です。大切なのは「用途→排気量→車種タイプ→新車or中古」の順番で考えていくことです。
この記事では、バイク選びで最初に決めるべきこと、排気量ごとの特徴、車種タイプの違い、新車と中古車のメリット・デメリットまで、初心者が知っておくべき情報を網羅的に解説します。バイク選びの教科書として、ぜひブックマークしておいてください。

バイク選びで最初に決めること
いきなり車種を見始めると選択肢が多すぎて迷ってしまいます。まずは以下の2つを明確にしましょう。
用途を明確にする
通勤なのか、ツーリングなのか、街乗りなのか。メインの用途によって最適なバイクは全く異なります。通勤メインなら取り回しの良い125ccクラスが快適ですし、ツーリングも楽しみたいなら高速道路に乗れる250cc以上が必要です。
「通勤にも使いたいし、週末はツーリングもしたい」という方には、250ccのネイキッドが万能でおすすめです。一台で複数の用途をこなせるモデルを選ぶと、使い勝手の良さに満足できるはずです。
予算を決める
バイク本体の価格だけでなく、ヘルメット、グローブ、ジャケットなどの装備代も含めて予算を考えましょう。初期装備で最低5〜10万円は必要です。さらに任意保険や駐車場代などのランニングコストも忘れずに計算しておくことが大切です。
- バイク本体価格 + 装備代(5〜10万円)+ 諸費用(2〜5万円)が初期費用の目安
- 年間維持費も事前に計算しておく(排気量で大きく変わる)

排気量で選ぶ
用途が決まったら、次は排気量です。初心者が選ぶべき排気量は大きく3つに分けられます。
125cc:通勤・街乗りの最適解
維持費が圧倒的に安く、ファミリーバイク特約で保険料も格安になります。車検不要で年間維持費は約3〜5万円。ただし高速道路に乗れないのが最大のデメリットです。通勤や買い物など日常使いがメインの方に最適な排気量です。
250cc:初心者に一番おすすめ
車検不要で維持費が抑えられつつ、高速道路も走れるのが250ccの最大の魅力です。パワーも十分で、通勤からツーリングまで幅広くこなせます。バイクデビューに250ccを選ぶ方が圧倒的に多いのも納得のバランスです。年間維持費は10〜15万円が目安になります。
400cc:余裕のあるパワーが魅力
250ccよりパワーに余裕があり、高速道路の巡航も楽々です。ただし車検が必要になるため、年間維持費は15〜25万円と250ccより3〜5万円ほど高くなります。高速ツーリングが多い方や、長く乗り続けたい方に向いています。
| 排気量 | 車検 | 高速道路 | 年間維持費 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|
| 125cc | 不要 | 不可 | 3〜5万円 | 通勤・街乗り |
| 250cc | 不要 | 可 | 10〜15万円 | 通勤〜ツーリング |
| 400cc | 必要 | 可 | 15〜25万円 | ツーリング中心 |

車種タイプで選ぶ
排気量が決まったら、次は車種タイプです。バイクの見た目や乗り味は、車種タイプによって大きく異なります。
ネイキッド:万能で初心者向き
アップライトなポジションで乗りやすさ抜群のオールラウンダーです。街乗りもツーリングもこなせて、初心者が最初に選ぶ車種タイプとして最も無難な選択肢と言えます。CB250R、Z250、MT-25などが代表的なモデルです。
スポーツ:走りを楽しみたいなら
前傾姿勢のポジションでスポーティーな走りが楽しめます。フルカウルの見た目は所有する満足度が高いですが、前傾姿勢は長距離だと疲れやすい傾向があります。週末のワインディングを楽しみたい方にはぴったりです。Ninja250、YZF-R25、CBR250RRなどが人気です。
アメリカン・クルーザー:ゆったり走りたいなら
低いシート高で足つきが良く、体格を問わず乗りやすいのが特徴です。レブル250は特に女性ライダーからの支持が高く、250ccクラスの中でもトップクラスの販売台数を記録しています。ゆったりとしたライディングを楽しみたい方におすすめです。
アドベンチャー:オンもオフも楽しみたいなら
オンロードもオフロードも走れる万能タイプです。荷物の積載性が高く、ロングツーリングに向いています。CRF250 RALLYや400Xなどが代表的なモデルで、旅好きのライダーに支持されています。
- 万能さ → ネイキッド
- 走りの楽しさ → スポーツ
- 足つき・乗りやすさ → アメリカン
- 旅・冒険 → アドベンチャー
新車と中古どっちがいい?
予算や考え方によって、新車と中古車それぞれにメリットがあります。
新車のメリット
メーカー保証がつくのが最大のメリットです。初心者は整備の知識がまだ少ないため、万が一トラブルが起きたときに保証があると安心です。また、走行距離がゼロなので消耗品の交換時期を把握しやすく、メンテナンス計画が立てやすいのもポイントです。
中古車のメリット
価格が安いのが最大の魅力です。初心者は立ちゴケする確率が高いため、最初は中古車で慣れてから新車にステップアップするのも賢い選択です。ただし、走行距離や整備歴はしっかりチェックしましょう。正規ディーラーの認定中古車を選ぶと、品質面での安心感が高まります。
中古バイクを購入する際は、走行距離・整備記録簿・事故歴の3つを必ず確認しましょう。個人売買よりもバイクショップの中古車のほうが、保証やアフターサポートの面で安心です。

初心者がやりがちな失敗パターン
| 失敗パターン | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 見た目だけで選んで乗りにくい | 足つきや重量を確認しなかった | 必ずバイクショップで実際にまたがる |
| 維持費が想定以上にかかった | 保険料・車検費用を計算していなかった | 購入前に年間維持費を計算する |
| パワーがありすぎて怖い | いきなり大排気量を選んだ | 250cc〜400ccから始める |
| すぐに飽きて乗らなくなった | 用途に合わないバイクを選んだ | メインの用途を明確にしてから選ぶ |
これらの失敗は事前に対策可能なものばかりです。特に「実際にまたがってみる」ことと「年間維持費を計算する」ことは、購入前に必ず行いましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. バイク初心者に一番おすすめの車種は?
A. 総合的に見て、250ccのレブル250かCB250Rがおすすめです。どちらも足つきが良く軽量で、初心者でも安心して乗れます。見た目の好みで選んで問題ありません。
Q. バイクの免許はどのくらいの期間で取れる?
A. 普通二輪免許の場合、通学で1〜2ヶ月、合宿なら最短10日前後で取得可能です。AT限定であれば技能時間が短縮されるため、さらに早く取得できます。
Q. バイクの任意保険は必ず入るべき?
A. 法律上は自賠責保険のみで走行可能ですが、任意保険には必ず加入することを強くおすすめします。自賠責保険だけでは対人賠償の限度額が低く、事故を起こした場合に自己負担が膨大になるリスクがあります。
Q. バイク購入時に必要な書類は?
A. 住民票(250cc以下)、印鑑、免許証が基本です。400cc以上は車庫証明が不要な代わりに車検証の名義変更手続きが必要です。詳しくは購入先のバイクショップに確認しましょう。
Q. 初心者はどのくらいの頻度で練習すべき?
A. 最初の1ヶ月は週2〜3回、短い距離でも乗る機会を作ることが上達の近道です。交通量の少ない時間帯に近所を走ることから始めて、徐々に距離を伸ばしていきましょう。
警視庁のバイク安全情報では、初心者向けの安全運転ガイドが公開されています。日本自動車工業会でバイクの統計データも確認できるので、あわせてチェックしてみてください。

まとめ:用途→排気量→車種タイプの順で決めれば失敗しない
- 用途→排気量→車種タイプ→新車or中古の順に決めるのがスムーズ
- 通勤メインなら125cc、万能に使いたいなら250ccが鉄板
- ネイキッドが最も初心者向きで、万能に使える
- 新車は保証の安心感、中古は価格の安さがメリット
- 見た目が気に入ったバイクを選ぶのが長続きの秘訣
- 購入前に必ず実際にまたがって足つきを確認する
バイク選びは「用途→排気量→車種タイプ→新車or中古」の順に決めていくのが最もスムーズです。初心者には250ccのネイキッドが鉄板ですが、最終的には見た目が気に入ったバイクを選ぶのが一番長続きします。迷ったらバイクショップで実際にまたがってみて、フィーリングの合う1台を見つけてみてください。


