バイクはヘルメットだけ被っていれば安全、と思っている方は意外と多いです。しかし実際には、転倒や衝突時にダメージを受けやすいのは胸や背中、肩や肘といった上半身です。警察庁の統計でも、バイク事故の死亡原因で胸部の損傷は頭部に次いで多いことが示されています。
この記事では、バイク用プロテクターの種類や装着部位ごとの選び方、CE規格の見方まで解説します。命を守るための装備だからこそ、正しい知識を持って自分に合ったものを選んでください。

🐻 ナビ助のイチオシ
愛車の価値、知ってる?

- ✅ 出張査定・引き取り無料(全国対応)
- ✅ カスタム車・事故車・不動車も買取OK
- ✅ その場で現金支払い可能
- ✅ オンラインで事前査定できる
※査定だけでもOK!キャンセル無料
⭐おすすめ記事
バイク比較Labへようこそ!愛車の売却を考えている方は、こちらの記事もチェックしてみてください。

プロテクターが守る部位と重要度
胸部プロテクター
バイク事故で胸部を強打すると、肋骨の骨折や内臓の損傷につながる可能性があり、命に関わる重大なケガにつながりやすい部位です。にもかかわらず、胸部プロテクターの装着率はまだ低いのが現状です。
胸部プロテクターには、ジャケットに内蔵するタイプとベルトで体に巻きつける単体装着タイプがあります。ジャケット内蔵型はズレにくく、単体装着型は手持ちのジャケットと組み合わせやすいのがメリットです。
脊椎(背中)プロテクター
背骨を損傷すると、歩行困難などの重い後遺症が残る可能性があります。脊椎プロテクターは背中全体をカバーするフルレングスタイプと、腰上あたりまでの短いタイプがあります。
フルレングスタイプのほうが保護範囲が広く安全性は高いですが、動きにくさを感じる方もいます。自分が許容できる範囲で、なるべく保護面積の広いものを選ぶのがよいでしょう。
肩・肘プロテクター
転倒時に地面に最初に接触しやすい部位です。多くのバイク用ジャケットには肩と肘のプロテクターポケットが標準装備されています。ただし、最初から入っているプロテクターは薄くて柔らかい簡易タイプのことも多いため、CE規格取得品に交換するとより安全です。
膝・脛プロテクター
膝は転倒時に路面に擦れやすく、アスファルトとの摩擦で深刻な擦過傷を負うことがあります。ライディングパンツに内蔵するタイプと、パンツの上から装着するハードタイプがあります。
優先度の高い順に「胸部→脊椎→肩・肘→膝」で揃えていくのが一般的です。まずは胸部と脊椎から始めて、予算に応じて肩・肘・膝を追加していくのが現実的な進め方です。
CE規格の見方
プロテクターの安全性を判断する基準として、ヨーロッパの安全規格である「CE規格」があります。バイク用プロテクターに関連するCE規格は以下の通りです。
CE Level 1
一定の衝撃吸収性能をクリアしたものです。日常的なライディングには十分な保護レベルです。街乗りや通勤に使うなら、Level 1でも安全性を高める効果は十分にあります。
CE Level 2
Level 1よりも高い衝撃吸収性能を持ちます。ツーリングやスポーツ走行をするライダーには、Level 2を推奨する声が多いです。特に胸部と脊椎はLevel 2を選んでおくと安心感が大きいでしょう。
CE規格を取得しているかどうかは、プロテクターのタグや商品説明に記載されています。「CE EN1621-1」が肩・肘・膝用、「CE EN1621-2」が脊椎用、「CE EN1621-3」が胸部用の規格です。
プロテクターのタイプ別特徴
ジャケット内蔵型
バイク用ジャケットのプロテクターポケットに入れて使うタイプです。ジャケットを着るだけでプロテクターも装着できるため、着け忘れがありません。コミネやRS TAICHIなど多くのメーカーが各部位用のプロテクターを単品販売しており、手持ちのジャケットのプロテクターをグレードアップする使い方もできます。
インナータイプ(プロテクターベスト・インナージャケット)
メッシュのインナーに複数のプロテクターが組み込まれたタイプです。胸部・脊椎・肩・肘を1着でカバーでき、普段着の下に着ることもできます。カジュアルな服装でバイクに乗りたいけどプロテクションは確保したい、という方に人気です。
単体装着型(チェストガード・バックプロテクター)
特定の部位だけを守る独立型のプロテクターです。ベルトやバンドで体に固定します。胸部単体や脊椎単体で販売されており、必要な部位だけ追加できるのがメリットです。
エアバッグタイプ
転倒を検知すると瞬時に膨らんで衝撃を吸収するハイテクプロテクターです。首・胸・背中・肩を広範囲にカバーできます。価格は高めですが、保護性能は従来のプロテクターを大きく上回ります。ダイネーゼやアルパインスターズ、hit-airなどが代表的なブランドです。


選び方の4つのチェックポイント
1. CE規格の有無とレベル
前述の通り、CE Level 1以上を選ぶのが基本です。特に胸部と脊椎はCE Level 2を選んでおくと、万が一のときの安心感が違います。
脊椎については、ジャケットに標準で入っている簡易パッドから、CE EN1621-2取得のバックプロテクターに入れ替えるだけでも保護レベルの表記は変わります。フルレングスか短めかは動きやすさとの兼ね合いで選びましょう。
2. フィット感とズレにくさ
プロテクターがズレると保護すべき部位をカバーできなくなります。体にフィットするサイズを選び、ベルトやストラップでしっかり固定できるモデルを選ぶことが大切です。
3. 通気性
夏場のプロテクターは蒸れとの戦いです。メッシュ素材やパンチング加工が施されたモデルは、走行風を通して蒸れを軽減してくれます。通気性が悪いと夏場はプロテクターを外したくなってしまうので、年間を通じて着用するつもりなら通気性の良いモデルを選んでおくのが得策です。
4. 重量と動きやすさ
プロテクターが重すぎると肩が凝ったり、体の動きが制限されたりします。特に通勤で毎日使う場合は、軽量なモデルを選ぶとストレスが少ないです。
⭐おすすめ記事
バイクの乗り換えや売却を検討中の方は、こちらの記事も参考にしてみてください。



人気メーカーの特徴
コミネ(KOMINE)
プロテクター製品のラインナップが豊富で、価格帯も幅広いです。特にプロテクターベストやチェストガードのバリエーションが多く、CE Level 2取得品も手頃な価格で手に入ります。SK-850やSK-694シリーズは通気性が高く夏場でも使いやすいと評判です。
RS TAICHI(アールエスタイチ)
「TAICHI CEプロテクター」シリーズを展開し、胸部・脊椎・肩・肘の各部位用をラインナップしています。自社ジャケットだけでなく他社ジャケットのポケットにも装着できる汎用モデルも用意されています。
ダイネーゼ(Dainese)
イタリアの高級バイク用品ブランドです。MotoGPライダーも使用するハイエンドプロテクターを展開しています。エアバッグベスト「D-air」シリーズは、ワイヤレスセンサーで転倒を検知して瞬時に展開する先進的なシステムを搭載しています。
hit-air(ヒットエアー)
日本の無限電光が開発したエアバッグプロテクターです。ワイヤー式で、バイクから体が離れるとエアバッグが展開する仕組みです。ダイネーゼに比べると価格が抑えめで、エアバッグプロテクターの入門として選ぶ方が多いです。
プロテクターは一度大きな衝撃を受けると、内部の衝撃吸収素材が潰れて性能が低下します。転倒経験がある場合は、外見上異常がなくても交換を検討しましょう。
プロテクター装着を習慣化するコツ
プロテクターの重要性はわかっていても、面倒で着けなくなってしまう方は多いです。装着を習慣化するためのコツをいくつか紹介します。
ジャケット内蔵型を選ぶ
プロテクター付きのバイク用ジャケットを買ってしまえば、ジャケットを着るだけで自動的にプロテクターも装着されます。別途装着する手間がないので、着け忘れのリスクがほぼゼロになります。
玄関にプロテクターを置いておく
ヘルメットやグローブと一緒にプロテクターベストを置いておけば、出発前に手に取りやすくなります。クローゼットの奥にしまい込むと、面倒になって着けなくなりがちです。
軽量・通気性の良いモデルを選ぶ
重い・暑いプロテクターは夏場に外したくなる原因です。最初から軽量で通気性の高いモデルを選んでおけば、年間を通じてストレスなく着用できます。
よくある質問
Q. プロテクターは夏でも着用すべき?
暑くても着用したほうがよいでしょう。夏場でも事故のリスクは変わりませんし、むしろ薄着で乗ると地肌のダメージが大きくなります。通気性の高いメッシュタイプのプロテクターベストなら、夏でもそこまで苦になりません。
Q. プロテクターの予算はどれくらい?
胸部プロテクター単体なら3,000〜8,000円程度です。脊椎プロテクターは5,000〜15,000円程度です。インナータイプで全部入りのモデルは1万〜3万円程度です。エアバッグタイプは3万〜10万円台まで幅があります。
Q. ジャケットにプロテクターが入っていれば追加は不要?
ジャケット付属のプロテクターは薄いウレタンパッドのことが多く、CE規格を満たしていない場合もあります。付属品のスペックを確認し、CE規格取得品に交換するだけでも安全性は大幅に向上します。
Q. プロテクターの寿命はどれくらい?
大きな衝撃を受けていなければ、3〜5年程度が目安です。ただし、素材の硬化やベルトの劣化が見られたら早めに交換したほうがよいでしょう。使用後は陰干しして、汗や汚れをこまめに落とすと長持ちしやすくなります。


バイク用プロテクターは、事故が起きたときに身体へのダメージを大きく軽減してくれる装備です。ヘルメットと同じくらい重要なのに、まだ装着率が低いのが現状です。まずは胸部と脊椎のプロテクターから揃えて、自分の身を守る習慣を身につけてください。
外部参考リンク:ナップス – バイク用プロテクター / webオートバイ – 胸部プロテクターおすすめ
⭐おすすめ記事
最後までお読みいただきありがとうございます。こちらの記事もぜひご覧ください。



🐻 ナビ助のイチオシ
愛車の価値、知ってる?

- ✅ 出張査定・引き取り無料(全国対応)
- ✅ カスタム車・事故車・不動車も買取OK
- ✅ その場で現金支払い可能
- ✅ オンラインで事前査定できる
※査定だけでもOK!キャンセル無料


